【LoverPretend】総評:ストーリーよりもキャラ萌え系ゲーム
嘘から始まるラブストーリー
主人公のちゆきは1人暮らしで、
大学の勉強とアルバイトに明け暮れる忙しい日々を送っていた。
そんな彼女には2つの夢がある。
1つ目の夢は脚本家になること。それは、死んだ母の夢でもあった。
そしてもう1つの夢は──会ったことのない父親を見つけ出すこと。
残された手掛かりから、自分が生まれる直前に母が1本のドラマ脚本を書いていたことが分かった。
「そのドラマの関係者なら何か知っているかも……」
そんな時、そのドラマ関係者の息子たちが集まる映画制作に脚本家の助手として参加することになる。
新しい仕事に奔走しながら情報を探ろうとするちゆきだったが、
いつの間にか仕事とは関係なく彼らの恋人役をやる羽目に!?
これはあくまでニセモノの恋人役でホントウの恋じゃない。
偽りの恋人になるためのシナリオを、
恋を知らない脚本家志望のちゆきは無事描き上げられるのか。
攻略対象
- 上久保数馬(CV:古川慎)
- 真木野春三(CV:河西健吾)
- 瀬名由稀人(CV:鈴木達央)
- 西嶋理玖(CV:前野智昭)
- 浅木詠一郎(CV:森川智之)
以上5名。
浅木詠一郎のみ攻略制限があります。
基本的に誰からやっても大きなネタバレはありませんので好きなキャラからでいいかと思います。
システム・スチル
基本システムは快適。
リアルタイムで展開される「プリテンドタイム」は、若干の手間は感じましたが、2回目以降はスキップ可なので良心的なシステムだと思います。
スチルは全体的に綺麗で見やすいです。
枚数も30〜40枚前後と多く見応えはあります。
ストーリー
個別に入ると、各対象ごとに問題(それぞれ別理由)が起こって
嘘の関係が始まっていくのですが
キャラごとの設定が重いものから軽いものまで様々です。
全体的に、ストーリー展開にはムラがあって、
詰め込み過ぎて乱雑に扱われるデリケートなテーマがあったかと思ったら
軽いテーマで押し切っているルートがあったりします。
最後に
攻略後の感想としては、ストーリーや設定を掘り下げていない印象。
ストーリーで楽しむというよりは、キャラ萌え・シュチュ萌えを楽しむゲームでした。
主人公の設定がブレることでの違和感が、ゲームを進めるごとに蓄積されたのが個人的にはしんどかった。
重い設定を詰め込むだけ詰め込んで、さらっと流していくのもちょっと…
(置いてけぼり感とモヤモヤがなんとも言えないルートがあった)
よく言われるボリューム感の無さは個人的に利点でした。
と、悪いことばかり書いていますが
キャラ絵は好みだったこともあり、所々でキャラ萌えはありました。
好みのシュチュエーションもありましたし、好みのルートもありました。
ただ、キャラによっての差が激しいことがネックになっていた感じです。
ストーリー全体を楽しむのではなく、
サクッとシュチュエーションを楽しむにはいいゲームだと思います。
そんなこのゲーム
- 好みのキャラがいる方
- 短時間で萌補給したい方
- ストーリーの矛盾はスルーできる方
- 重い設定の扱いに寛容な方
そんな方は、そこそこに楽しめるのではないかと思います。
HP:Nintendo Switch™「LoverPretend(ラバープリテンド)」
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