歌曲とスチルと青春がふんだんに詰まった青春歌劇ストーリー
かつて大好きな兄が通っていた、男性だけで構成された劇団「玉阪座」が母体である
「ユニヴェール歌劇学校」では、特徴のある4クラスが演劇を学びながら、校内の最優を競い合っていた。
演じることが大好きな「立花希佐(たちばなきさ)」は、
女性でありながらとあるきっかけを得て、条件つきで入学を認められることに。
その条件は
「女性であることを隠し、1年の締めくくりである最終公演で主演になること。」
その条件を達成するべく少女は少年を演じる。
乙女系青春群像熱血歌劇スポ根リズムゲーです。
攻略対象
- 織巻寿々(CV:内田雄馬)
- 世長創司郎(CV:佐藤元)
- 白田美ツ騎(CV:梶原岳人)
- 高科更文(CV:近藤孝行)
- 睦実介(CV:笠間淳)
- 根地黒門(CV:岸尾だいすけ)
上記6名に加え
ストーリーありのサブキャラが下記8名。
渋い大人からまっすぐワンコ系、繊細な天才系から俺様系まで
盛りだくさんです。
スチル・システム
スチルは特徴のある石田スイ(「東京喰種」の漫画家)色あふれる100枚以上のスチルが用意されています。
スケールの大きいアングルから、見つめ合う2人まで充実のラインナップです。
物語の情景が伝わりやすく色々と深みが増します。
システムは基本的な機能は備えているので快適ではあるけれど、
ストーリーのログが、目まぐるしく変わるシーンのたびにリセットされてしまうことに少し不便を感じました。
周回ありきの内容なので、周回時にQuickセーブでロードとセーブを間違えた時などは、元に戻すこともできず絶望のあまり頭を抱えてしまいます(個人談)。
ストーリー
入学から年度末までの1年間を
新人公演・夏公演・秋公演・冬公演・最終公演の5つに分類し
公演ごとに、2曲から4曲の歌曲(リズムゲーム)が用意されています。
公演ごとに演劇を学びつつ、対象者との交流を深めていくのですが
乙女系要素もさることながら、歌劇学校を楽しむ要素もあって
作業もふんだんに散りばめられていますが、ストーリー自体よく練られていますし
歌曲の歌詞や歌劇の内容が、ストーリーを盛り上げるとてもいい味付けをしています。
最後に
めちゃくちゃ面白かった!
と、まずひとことお伝えしておきたいと思います。
ブロッコリーだしなぁ〜と侮っていた過去の自分を叱ってやりたい気持ちでいっぱいです。
男子校に女子が入学して、しかもガッツリ絡んでおいてバレずにいけるか?とか
ユニヴェールの至宝と呼ばれた兄がいるからって妹にお声かかる?とか
そんな設定は「乙女ゲームだもの些事だわ」と思わせるだけのボリュームと満足感がありました。
(兄の失踪内容とイタチとの関係が不明瞭な点は、個人的にちょっと知りたかった事もあって消化不良気味ではありますが…(私が感じ取れなかっただけなのかも?))
作業は、日常のパラメーターあげと公演の歌曲(リズムゲーム)があるのですが
周回するにあたって、リズムゲームがとっても面倒な作業ではありました。
(基本的に公演の曲は一緒なので。)
でも、歌劇の内容と各々の抱えた問題がリンクするストーリー展開が良くて、
早送りできるのに「あの感動をもういちど!」と言わんばかりに繰り返し公演を見ていたので、それに伴うリズムゲームも、個人的にはそれなりに楽しめましたし、
1年を通して展開する大筋も一緒ではあるのですが、ランダムに差し込まれる学友との会話や、攻略対象ごとに変えられる最終公演等、少しづつの変化が毎度あるので飽きずに攻略できました。
ただ、トロフィー集めの項目に難易度の高いリズムゲームのクリアを入れてくるのはどうかと…本編に一切関与しないのが救いではありましたが、あれは鬼です(負け犬の遠吠え)。
とはいえ、色々な面倒ごとを含め
満足のいく時間を過ごせたなと思います。
そんなこのゲーム
- 熱量高めな青春ゲームを楽しみたい方
- 歌劇が程よく好きな方
- 作業が苦ではない方
- 求められる快感を味わいたい方
お勧めしたいです。
任天堂ショップに体験版もあるので、興味のある方はそこから始められても良いかと思います。
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