その恋は、運命を超える
主人公は山の中の神社の娘として育った、現代の女子高生。
ある日、実家近くで怨霊に襲われたところを、駆けつけた若者に助けられる。
真田幸村と名乗るその若者は、時代劇のような甲冑を身にまとっていた。
次々と姿を現す、戦装束の男性たち。
山中の怨霊は増え続け、ついには町につながる唯一のトンネルまでも塞いでしまう。
その原因は異世界の龍脈の乱れ。
異なるふたつの時空がつながり、幸村たちの暮らす異世界から現代へ、
怨霊が流れ込んでいるのだという。
事態を解決するため、主人公は幸村たちとともに異世界・戦国へ向かうことに。
そこでは戦乱が続いて龍脈が乱れ、天下は荒れ果てていた。
かつて信長の居城だった安土城の跡を訪れた主人公は、自分が信長の娘であり、この城で育ったことを思い出す。
父・織田信長が残した最後の言葉を胸に、少女は怨霊はびこる乱世を駆けていく――
攻略対象
以上、8名。
猪突猛進タイプから俺様まで、様々な攻略対象がいます。
本質的なネタバレがないのは、大和、阿国、武蔵、長政あたりかなと思いますが、
基本的には、ネタばれたところでストーリー展開を害することはなかったので
攻略順は自分の好みでいいかと思います。
（個人的には、誰もが魅力的で、初回は誰に行こうかすごく迷いながらの攻略になりました）
スチル・システム
システム面で不便だなと思ったのは、バック機能がないこと。
選択肢を押し間違えた時、SAVEがなされていなかったらちょっと辛いです。
それ以外は、ロードに時間がかかるところを除けば、
大きな不便はなかったです。
スチルは、各キャラ10枚前後用意され、どれも魅力的。
立ち絵との大きな差もなく、アングルも色々で、ちょうどいい所に入ってきます。
ストーリー
共通ルートから、じわじわと分岐されていく中で
ゆっくりと理解を深め合っていく過程が描かれているので、
各々の感情の傾きが自然と感じられます。
舞台となる史実も、戦国時代に「よく似た世界」なので、
ルートによって、細かく（時には大きく）変化が生じることにも
抵抗を感じにくい印象。
壮大なストーリーから、個人にマトを絞ったストーリーまで
キャラに合った展開がなされています。
最後に
面白かったです。
ネオロマさんらしい、回収の細かさや、
戦闘シーンで集めなければならない絆や札等々
手間と煩わしさは健在で、面倒さを感じる部分はあるのですが
それも含めて、楽しかったです。
純愛最高です。
8人の攻略対象も、好みのキャラから、そうでないキャラまでいますが、
個別に入ると、好みのキャラは盛大に、
そうでないキャラも、それなりに気持ちの盛り上がりがあって、
飽きることなく、最後まで堪能できました。
幸村・五月・宗矩あたりが「白龍の神子」感が強く活きて
切なさあり、ドキドキ感あり、クライマックスの盛り上がりも壮大でした。
長政の俺様具合も、立花さんが絶妙でとても良かった。
大団円が少しあっさり風味でしたが、
それもまた、締めにはちょうど良かったように思います。
そんなこのゲーム
- 作業が苦ではない方
- 純愛を楽しみたい方
- いろんな意味で特別感を味わいたい方
楽しめると思います。
遙かシリーズを知っているけど、「7」をスルーしようかと思っている方も是非。
6で黒龍の神子になった方、白龍の神子も楽しいので是非。
戦国時代（によく似た世界）に足を伸ばしてみてください。
攻略一覧表はこちら
*1:＊HPより引用
