Vita【絶対迷宮 秘密のおやゆび姫】
……俺の邪魔をするなら殺す理由は十分だ。地獄に落ちろ
黒騎士/ツバメの騎士 ジークヴァルト(CV:桐本琢也)
絶対的な力でオーデンセ王国を支配する王の忠実な部下。
王の命令に従い、軍隊を率いておやゆび姫の村を襲う。
非情な性格で、たとえ自分の部下であっても簡単に斬り殺してしまう。
※以下ネタばれあり
感想
おやゆび姫が旅に出るきっかけになった根源。
王の命令でおやゆび姫を攫おうと
村を焼いたり、森を焼いたりと追い詰めて捕獲しようとします。
他ルートでもほぼ悪役の彼ですが
ところどころで悪になりきれない部分が見え隠れしていて
布石がいっぱいだった黒騎士。
ネタバレなしでは感想も難しいので
『ネタバレどんとこい!』の方以外は避けてくださいね。
まず、黒騎士とツバメの騎士のルートに行くには
黒騎士に連れ去られることから始まるのですが、
進めていくと、いつの間にやらツバメの騎士ルートに入っていて
ツバメの騎士のルートを攻略後に黒騎士ルートが解放されました(私の場合)。
ルートは別になるので、個別に感想を書きたいと思います。
ツバメの騎士感想
おやゆび姫と触れることで、黒騎士が闇の力から解放され
「ツバメの騎士」に戻るのですが
元々は、優しかった王様が街を見て嘆いてるのが気になって彼を手伝いはじめ
そして、彼に仕えるために人間の姿になった、長生きしたツバメ。
王様が元に戻ることを信じて支え続けていましたが
間違いを犯した主人に従うばかりではなく、正すことも忠誠を誓った騎士の役目だと
王様討伐に乗り出して…といった感じなのですが
折り目正しい彼は、融通がきかずに「ちょっと面倒くさい人」と
おやゆび姫に言われる一面もありつつ
全体を通して登場が後半ということもあって
「恋愛してます!」という雰囲気よりも「姫に仕える従者」という雰囲気が
勝ってるように思います。
物語としては、とてもとても楽しめるのですが乙女ゲームというよりは
ファンタジー風味の小説を読んでる気分になったツバメの騎士でした。
黒騎士感想
悪者登場の彼。ツバメの騎士同様(同じ人なので当たり前なのですが)
王様に忠義を立て、王様を止めるために倒すという大筋は一緒なのですが
雰囲気は全く違います。
まず、彼は常にムスッとクールなお顔をしていますが
中身はすぐムキになる子供っぽい一面もあって可愛らしいです(笑)
(ツバメの騎士にもあった面倒くささがより顕著に出てきます。)
そして物語が進むにつれ
おやゆび姫への執着もだんだんとでてくるのですが
素直に、幸せなENDももちろん良かったのですが
黒騎士がおやゆび姫を道ずれにして
2人して闇に落ちたENDが個人的には好きです。
あのスチルも良かった〜♪
思ったよりも好みのツボを刺激されたジークヴァルトでした。