少女と人ならざるものたちが綴る、愛の物語
時は享保元年。
八代将軍・徳川吉宗が江戸を治めることになった世。
江戸の町では、異形の化け物による事件が多発しており 町民は度重なる事件に不安と不満の声を漏らしていた。
そこで徳川幕府は町の治安維持のため
密に異形を取り締まる組織「御庭番」を設けた。
それから季節が巡り――享保十一年。
江戸から遠く離れた村に特別な力を持つ一人の少女が暮らしていた。
彼女が「黒い糸」を見た場所では必ず禍が起きる。
不気味がった村人たちは、雪が降り積もる山奥へと少女を追いやった。
そんな彼女の元に御庭番と名乗る青年が現れ……。
攻略対象
- 篁智成(CV:小林裕介)
- 東条國孝(CV:前野智昭)
- 与一(CV:山下誠一郎)
- 久賀源十郎(CV:佐藤拓也)
- 錦次(CV:浪川大輔)
- 桜太郎(CV:斉藤壮馬)
以上、6名。
攻略制限は「篁智成」「桜太郎」の2名です(詳細は攻略表に記載)
おすすめ攻略順は好みの順でいいかと思います。
どのルートもネタバレは小出しにされていくので、誰から始めても問題なくラストまで楽しめると思います。
スチル・システム
システム面は、クイックセーブや選択肢間のスキップ・好感度表示等備わっているので
快適に攻略できます。
スチルは差分含め132枚。
印象としてはアングルの単調さと立ち絵との落差も相まって絵柄の好みは分かれそうです。
ストーリー
ストーリー構成は以下のようになっていて、対象へのルートへの進め方はわかりやすくなっています。
ガッツリとした御都合主義感や金太郎飴感はないですが、前半から中盤の勢い盛り上がり方に意外性はないので、ルートによっては間延びした印象を受けることはありました(キャラに対する好みの問題も大いにあります)。
少し気になったのは、文面にライターの違いなのか
言葉遣いや表現の違いを感じさせるところがあったこと。
読み進めていくときにひっかかって物語に集中しにくかったです(個別に入るとなくなります)。
最後に
主人公に思うところはありましたが、概ね楽しめました。
ラストの攻略対象に、もう少し意外性と勢いがあればもっと良かったかも。
和物らしくしっとりとした演出、設定で好ましいのですが
2、3人と攻略すると先読みもしやすく、各ルートの盛り上がり度合いも似ているので、
好みじゃないキャラでは、少々退屈さを感じたのが正直なところです。
設定も好みだし、全体的な雰囲気も好みだし、面白いと思うのに
「この先どうなるの?」「二人の関係性は?」みたいなドキドキ感とかハラハラ感が少し足りなくて「早く進めたい!」という欲求が生まれにくかったような気がします。
でも、サブキャラは良かった!
個人的には京士郎が好みでした(彼はカップリングが完成されてる節があるので残念だけど好き)
あとは清彦。あのツンデレ感は嫌いじゃない。ヘタレ具合も楽しいキャラでした。
そんなこのゲーム
- 和物が好きな方
- ファンタジー系が好きな方
- 「最後の生き残り」感を楽しみたい方
- ハライチの岩井勇気さん作の乙女ゲーム?興味ある!という方
楽しめるかと思います。 どうぞサブキャラを含めて楽しんでください。
京士郎いいです。
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