【Cendrillon palikA】総評:惜しい!あと一歩!な「透京ラブストーリー」
NSW【Cendrillion palikA】
美しくも、悲しい、呪いにまつわるお伽話
美しいガラスの街≪透京-トウキョウ-≫
――この街は、呪われている。 呪いは透京の住人を街に縛りつけていたが、
ガラスを身に着ければ外へと出ることができた。
ただし、日付の変わる0時前に街へ戻らなければ 体はガラスとなり苦しみと絶望の中、
死を迎えることになる――。
変わらない日常の中、透京に住む少女は魔法使いに出会う。
彼は少女にガラスの靴と呪いを解く方法を教えた。
“街の中心にある時計≪審判のアストロラーベ≫の時間を動かせ”と。
一方で、6人の男たちにメッセージカードとガラスの靴の片側が届く。
誰かの思惑なのか、それとも神様の悪戯か。
少女は知らない。
呪いに隠された真実もガラスの靴に込められた想いも。
そして幾多の涙と運命が重なり合う、美しくも悲しい物語が幕を開けた――。
攻略対象
以上、7名。
公式推奨攻略順は
クロネ→シエン→ナトラ or ユーレン→リンドウ or エラ→カシカ
攻略制限の詳細はこちら
攻略制限がかかってはいますが、ネタバレようと思えば出来てしまう縛りなので、
気になる方は順番を守って攻略されるのがよろしいかと。
システム・スチル
クイックセーブ、ロード等もっさり感は感じませんでした。
攻略は快適です。
スチルは、全体的に綺麗です。
アングルも程よく変えられているので、楽しく閲覧できます。
ストーリー
シンデレラをモチーフに
「ガラスの呪い」をベースに展開される内容ですが
金太郎飴感はありません。
ものすごく練られた展開ではありませんが、
乙女ゲームらしいまとまり。
最後に
童話をモチーフにキャラ設定、世界観は好ましかったです。
ただ、練りこみ不足感が否めない。
言葉の使い方や、布石の散りばめ方、起承転結の配分等に
まだまだ、検討の余地があったのではないかなと感じてしまいます。
攻略後の充足感に物足りなさを感じてしまう
どこか惜しい作品。
ただ、スチルの美麗さやシステムの快適さは良好です。
(それだけに、題材が活かしきれていないところが目立つのですけど…)
ある程度の「甘さ」を堪能するには
ファンタジー要素も手伝っていいかと思います。
そんなこの作品
- 単純にファンタジーを楽しみたい方
- 余計な思考をフィルターにかけられる「乙女ゲーム攻略スキル」がある方
- 好きな声優さんがいる方
- ストーリー展開に重きを置いていない方
何より一番にオススメ!とは言えませんが、
やりたい作品の合間に楽しむにはいいのではないかと思います。
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