【Cendrillon palikA】感想:飄々とした魔法使い「歌紫歌[カシカ]」
NSW【Cendrillion palikA】
歌紫歌[カシカ]=ガレ(CV:杉山紀彰)
神出鬼没の謎の魔法使い。主人公の家に住み着いている。
飄々として何を考えているのかよくわからないが、
困っている時はアドバイスをくれる。
感想
攻略制限キャラ。
ということで、ネタバレ全開で感想を綴りたいと思います。
ラスボスです。全てのルートに絡んでいて、全ての根源である彼「カシカ」。
自称魔法使いである彼は、主人公に時計の針を進めるための協力者を
6名の中から選ぶように言います。
ですが、
「だったら、言い出しっぺのカシカが協力すれば良いじゃん!」
ということで、カシカを選ぶ主人公。
トントン拍子に時計の針を進める2人ですが、
何故か、時計の針を進めるごとに辛そうな顔をしたり、
一人、廃墟のような場所で佇んでいたり、
女性の名を、切なげに呼んだりするカシカを目の当たりにし、
主人公は、いつもの飄々とした顔の下に隠された
本当の彼が知りたくなります。
そして、その理由を知るべく、
カシカに真っ直ぐに詰め寄りますが、
うまくいきません。
カシカはカシカで、自分の中の矛盾に翻弄されながらも、
目的を全うしようとしますが、
主人公の、純粋な愚かしさに触れ、迷いがどんどんと大きくなっていきます。
そうこうしているうちに(この言葉便利)、
- カシカが200年前の王族であったこと
- 王の采配の甘さで、じわじわとガラスになってしまう原因不明の流行病で「想い人」を亡くしたこと
- 全てに絶望し、透京にガラスの呪いをかけた張本人であること
- 時計を0時に合わせることで、呪いを世界中に広めようとしていること
等を知った主人公は、
何としても、カシカの心を救いたいと思いカシカに勝負を挑みます。
「呪いを解くことができたら、私のそばにずっといて!」と。
そして、ラストに続くんですけど
なんだろう…
なんだか、
ちょっと…
カシカチョロくないか!?
元カノへの気持ちにも、
呪い続けることにも、
疲れていたところの「主人公登場」だったとしても!
200年拗らせたものが、
そんなあっさり片付くものなのかな?と思いました。
長髪男子も、飄々とした大人キャラも大好物の部類なんですけど
壮大な設定を持ってきた割には、淡々と、且つ説明的に消化されていて
肩透かしを食らった印象。
ただ、ラストは幸せそうで良かったです。
御都合主義全開ではありましたが、
ハッピーエンドらしい、ハッピーエンドでした。
幸せになれて本当に良かったね、カシカ♡
なENDだったと思います。
攻略表