NSW【Cendrillion palikA】
廻螺[エラ]=アマルリック(CV:花江夏樹)
透京の住人。 大人しそうに見えるが、意外と人見知りしない性格で好奇心旺盛。
ただ、どこか儚げな瞬間がある。
本が好きで、主人公同様、外の世界に憧れている。
感想
攻略制限キャラ。
(以下、ネタバレ辛口評価です)
人懐っこく、好奇心旺盛な図書館で働く青年、エラ。
リンドウとナトラの幼馴染でもあります。
さて、彼は攻略制限がかかるキーパーソンなのですが
シエンルートを攻略した時点で、正体の目星がつきます。
目星がついている上に、本ルート冒頭の求人エピソードで
それが「確信」に変わり、
「あ〜やっぱり」と思いつつ、
それでも、「何かあるのかも!」と進めていたのですが
ラストにかけての盛り上がりも、
なんといいますか、露骨なネタバレ演出があったわりには、
それを上回るどんでん返しがあるわけでもなく
「どうなるんだろう♪(ワクワク)」の部分をざっくりと切り取られた感だけが残って
ただただ、エラを中心に「みんないい人」と思うに止まってしまって
最後まで「惰性」から抜け出せませんでした。
きっと良いところもあったハズなのです。
よくよく思い返してみれば、
エラはお役目のために、色々我慢して頑張ってるし、
無邪気な好奇心は可愛らしいと思いましたし、
幼馴染兄弟も、どこまでも協力的でいつになく良い人たちだったし、
なにより、エラの依存的思考も、個人的には嫌いではないというか
むしろ、存分に萌え要素を含んでいるものだったんです。
ただ、その部分を楽しめるまでに気持ちが盛り上がらなかった。
それに尽きます。
乙女ゲームに、本格的なサスペンス要素や、
巧妙な布石を求めているわけではないのですが、
制限までかかった、キーパーソンだっただけに
隠すなら隠す、隠す気がないなら隠さず、別の部分で魅せる…等々
何か、もっと表現方法があったのではないのかと
惜しい気がしています。
エラの依存思考、
もう少し、純粋に楽しみたかったなと感じたルートでした。
攻略表