【源氏恋絵巻】感想・『夕顔の君/明石の君/常盤』
Vita【源氏恋絵巻】
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夕顔の君(CV:小野賢章)
左大臣家出身。葵の君とは親戚。
月光五君子の(自称)可愛い担当。
人をからかうのが好き。
この世のものではないものに憑かれやすい。
感想
自分の魅力を、最大限に生かした振る舞いが
板についている夕顔の君は
自由奔放に振舞っています。
他ルートでも出てきますが
憑かれやすい体質で、常盤によくお祓いをしてもらっているのですが
なぜ、憑かれやすくなったのかが
このルートでわかります。
物語の展開としては
主人公が「光の代役」をしていることは初期から知っていて
協力する代わりに『恋人ごっこ』を要求してきます。
元服を終えたばかりの夕顔の君との
『恋愛ごっこ』を通して
無邪気に振る舞う夕顔の、本当の部分に触れていく感じです。
正直ショタキャラは、いつも盛り上がらない私ですが
夕顔も例外なく…でした。
前半のワチャワチャやってるところは特に…
後半、恋愛要素が色濃くなって
ラストに向かっていくところも
驚くような、ひねりは感じませんでしたし
良くも悪くも『想像通り』と申しましょうか…
『ごめんなさい。私には夕顔の良さが見つけられない〜( ;´Д`)』
…そんな夕顔ルートでした。
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明石の君(CV:逢坂良太)
須磨の出身の好青年。
月光五君子の良心。
誰にでも分け隔てなく接する穏やかな性格。
田舎者だということに劣等感がある。
感想
真っ直ぐで、滅多なことでは怒ることもない
懐の深い好青年で、
対立しあうことの多い「月光五君子」の中にいても
敵がいないほどの、良い人ぶりです。
ただ、純情、真っ直ぐのピュア青年かと思いきや
隠し事も多く「意外と策士?」と思わせる彼。
優しいだけじゃない、強引なところや
穏やかなはずなのに、主人公のこととなると
独占欲が意外と強かったりの
ちょっとしたギャップが魅力的な
明石の君ルートでした。
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常盤(CV:中井和也)
光の宮の幼馴染で、宮中お抱えの凄腕陰陽師。
粗暴な言動をするが、面倒見がいい。
在原業平や小野小町の亡霊を友人に持つなど変わった面もある。
感想
攻略制限あり。(他キャラ6名中5名攻略したら解放されるっぽいです。)
力のある陰陽師で、光の宮の幼馴染である常盤は
光の宮の幸せの為に力を貸します。
主人公の出生の秘密、
常盤の体調不良の秘密、
光と常盤の出会い、
等々が明らかになっていくルートです。
といっても、
前出の攻略で大体の予想はつく範囲です。
ただ、全てを攻略し終えた後に解放される
「絵巻物」のシナリオがあるんですが
そこで【安倍晴明】を交えて語られる
真相からラストにかけての展開は面白かったです。
歴史に名を残さない時代に埋もれる
おおかたの人たちの思いや行動、そこからつながる今
的な展開は、物語の締めとしては
綺麗にまとまってたな〜と思いました。