【吉原彼岸花 久遠の契り】感想:どこまでも器用で不器用な楼主「桜華屋 時雨」
Vita【吉原彼岸花 久遠の契り】
この妓の客になれるのは、あいにく私が認めた男だけなんですよ
桜華屋 時雨(CV:森川智之)
老舗遊郭「桜華屋」の楼主。
仕事柄、いろんな知識に通じている。
仕事や芸事に関しては厳しいが、陰では体調を気遣ってくれる優しい男性。
どこか寂しげな雰囲気を纏っている。
ネタバレです
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感想: ラスボスでした
主人公のために身を呈して
左目をなくした「よくできた楼主」。
妓楼にきた時から、彼について芸を学んで「お職」になった主人公は
人間的にできた、時雨を慕い、尊敬しています。
そこから始まる彼とのストーリーは、
はじめに攻略できる
GOODやBADは序の口です。
それなりに、よくまとめられたお話で
すご〜く、ハラハラドキドキ楽しめましたが、
真相を見てしまうと、正直霞みました。
時雨の生い立ち…
主人公との出会い…
主人公への想い…
不安定な精神を保とうとする葛藤…
ある意味何も持たない時雨が
初めて欲しいと思った「主人公」を、
手に入れたいと思った事から全てが始まって
業も闇も深い展開を経ていく中で
ドロドロなんですけど、
それぞれの立場で、それぞれの想いで
わからないながらも進んでいく展開は良かったです。
とても複雑な思いも残るのですが、
時雨が、一番人間らしく見えました。
真相の展開で進む2つのENDに関しては、
とことん病むか、終焉の中に幸せを見つけるか………と
手放しで幸福感を味わうものではありませんが
一番、時雨「らしい」展開だったように思いました。
攻略一覧はこちら
*1:HPより引用